2013年9月17日火曜日

アンサイクロペディアに嘘をつかせない方法

Wikipedia。もはや別段注釈のいらない、みんなで編集していく百科事典サイトである。
うちでもちょこちょこ同サイトへリンクを貼らせてもらっている。多謝。

そのWikipediaのパロディサイトが存在する。名前はアンサイクロペディア。ユーモアをもって記事を編集することを一義とし、記事は基本的にフィクション。しばしばブラックジョークにまみれた記事も散見される。
本家Wikipedia同様、恐ろしい時間つぶし兼夜明かしサイトであることは保証できる。

もちろん日本版も存在する。
例を挙げるなら盥回しの記事は相当に秀逸な出来ゆえ、未見の方は是非。


このアンサイクロペディア、記事が基本的にフィクションゆえかなりの部分が嘘記事で構成されている。
嘘にほんのり真実をふりかけてあるんだけど、アメリカ流の脂肪と糖分の塊ケーキに塩をひとつまみ振りかけたところで味に変化がないを地で行くような内容なわけだ。


だが、このアンサイクロペディアに嘘を言わせなかった記事が例外的に存在する。


おそらく最も有名なのが世界一の爆撃王にして第二次世界大戦のエースパイロット、ハンス・ウルリッヒ・ルーデルだろう。Wikipedia見たってフィクションのキャラクターとしか読み取れないのに、アンサイクロペディアですら彼の戦果をジョークに落とし切れなかった稀有な人物である。

ちなみにこの5機撃墜を要するエースパイロット資格、彼は高速とは言えない(控えめな表現)爆撃機『スツーカ』のみで成し遂げている。更に言うと37mm対戦車用機銃を積んで最高速の落ちたスツーカでも撃墜しており、弾速の遅いはずのこの37mm機銃でも一機落としてるとか。

流石六億円の賞金首。

……むしろフィクションのほうがもっとリアリティのあるキャラ作るわ阿呆!


アンサイクロペディアが嘘をつけなかったページという厄介なブツが、実は探していくといくつか存在する。

ルーデルさんが一番有名だったから例として挙げたものの、ちょいと一般(を大いに自認したい)ブログでは紹介できないゲイ能関係の人もそれなり。


ただし、もっとひどい問題が嘘のかけないアンサイクロペディア記事になっているのだが。



2013年9月16日月曜日

フィット・ハイブリッドに関する追記

えらくアクセスが伸びてたので調べてみたら、やたらと前回のフィット試乗記にアクセスされてて軽くビビる今日この頃いかがお過ごしでしょうか。

というわけで前回書き忘れてたことをちまっと書き起こしてみる。


3代目フィット、フロントの見切りがえらく悪い。
そんな極端に沈み込んで座るドライビングポジションを取ってるつもりはないが、座高の関係でシート高を下げないと頭が天井につかえる純日本人体系の自分でもフロントはほとんど見えない。
ハンドルから鼻から上が生えるようなドラポジ取ってる人たちはどうやってフロントの見切りを行ってるんだろ。
前方下部の視界を確保するためのデザインなのだろうが、他の視界がいいだけに気になった。
それとも乗り続けたら慣れるのか。鼻先こすって覚えろとか言わんよな?
初代フィットも前の見切りが悪かったし伝統なんだろう。



あとは新規開発したデュアルクラッチ回りの初期不良や耐久性の問題だと思う。
量産されれば生産品質のブレも当然出るだろうし、個体数を確保して距離を走らせないとわからないことばかりだろうからちょっと様子見したいところ。


今度どこかでRSのMTとか試乗させてくれないかなー?

2013年9月15日日曜日

新型フィット・ハイブリッド試乗

先日新型フィット・ハイブリッドに試乗してきた。

え? お前はエコとか何も考えてないだろうって?

全く考えたことがない! 何か文句があるか!


なので興味は別のところにあった。

ようやく日本でも普及価格帯の車両に搭載されたデュアルクラッチがものすごく気になったのである。しかもホンダ製というところに。
なにしろホンダは技術においてはのつく変態だった時期があるため、その技術はいまだ健在かと気になったのだ。。

変態と言う物言いに文句があるなら、横置きエンジンF1とか空冷F1とか世界で唯一マスキー法をクリアしたCVCCエンジンあたりを調べておくように。その上で口を閉じられるなら異論は受け付ける。


初見での感想。
長い。
HT81Sが3620mmなのに対し新型フィットは3955mm。初代からも100mm近く伸びたサイズはデザインからして大きさではなく長さを感じた。

着いたとたんに接客してくれた受付のおねーちゃんは実用性がどうのドアの開口部がどうのという方面の説明はしてくれたが、「こいつデュアルクラッチですよね?」という質問には頭頂部からハテナマークが生えたように見えた。

デュアルクラッチって難しいこと言った?
試乗をお願いした時にはセールス担当っぽい人に変わってたんだが(笑)


デュアルクラッチ車、初試乗。
オートクラッチと言うとスマートくらいしか乗ったことがないので少し身構えつつエンジンをかける。

あ、今時の車はボタンなんすねー。ブレーキ踏んでプッシュスタート? でシフトレバーはDに動かすと自動で標準ポジションに復帰する最近のプリウスとかと同じタイプね。


えーと、軽く転がしてみた感想。
デュアルクラッチとかハイブリッドとかいうエクスキューズ、全くいらない。
パドルシフトのないモデルだったのでシフトショックを手で演出できなかったけど、相当腰に神経を集中してもすいーっと走るだけ。
それはモーターとエンジンの制御に関してもそう。制御の橋渡しはいやらしい演出なしで行われ(というかなるべくシームレスになるよう制御してるはず)のため、乗ってる側は取り立てて意識する必要はない。出力モニタ見ないとどっちで動いてるかわからないくらいだ。
もちろん加速面でしごけたわけじゃないからエンジン+モーターの加速力を試すには至らず。

乗り心地はドシッとした感触で、初代フィットのように細かくゆすられるようなことはない。
路面が荒れてるところも走ったりしたのだが、細かい凹凸をいなしてる感触は分かってもゆすられるほど車体には響かない。HT81Sだとけっこうゆすられる場面なのに。
普通のフィットと乗り比べたわけではないため、このドシッと感はノーマルでもある感覚なのか、あるいはハイブリッドならではの車重増がもたらしたものなのかは分からなかった。


うむ。デュアルクラッチ+ハイブリッドというハイテクを内蔵しつつも、フィットハイブリッドはどこまで行っても普通なのだ。
おそらく誰かを乗せるときにも特別な注文なく運転をお願いできる。今のHT81Sと違って。

車二台を持てるような状況になったとき、片方を趣味丸出しの車にするならもう一台を4WDのフィットハイブリッドにする、という選択肢が出るくらいには悪くないと思えた。そんな状況は天地が何度ひっくり返っても起こらないとは思うのだが。

ただ気になったのは、人とコンタクトする場所はどこもかしこも軽く動かせるフィットにおいて唯一明快に重量感を感じたブレーキペダル。
当初きれいに止めるのに試行錯誤させられた。
このブレーキがホンダの意志なのか個体差なのかはわからない。とはいえ慣れたら慣れたでほかの車のブレーキが軽くて落ち着かないとか言い出すんだろう。自分はそういうタイプだ。


2013年9月10日火曜日

しじみのバター炒め

先日仕事の礼にと調理前の冷凍しじみをいただいた。多謝。

浅学なことについ最近までしじみやあさりが冷凍保存できるとは知らなかった。具体的にはあさりは某漫画を読むまで、しじみは冷凍状態でいただくまで(笑)
事前に砂をきちんと吐き出させておくことが重要らしい。うちで冷凍するときにはちゃんとやることにしよう。


さて困った。そこそこの分量をいただいたのだが、料理の仕方をほとんど知らない。
具体的には自宅で味噌汁以外の食べ方をしたことがないくらい知らなかった。

いくつかの記憶を漁ってみた結果、深層からしじみラーメンと共にバター焼きをいただいた記憶が蘇った。あれ、けっこううまかったよな?


……レシピ検索。うん。できる。


用意するもの

・しじみ
・料理酒
・しょうゆ
・コショウ
・バター

しじみは鍋の底に敷き詰められるくらいがいっぺんに出来る最大量、だと思う。
後の調味料はフィーリング。しじみの風味を消さないようバターは心持ち少な目に。


まず鍋に少しサラダ油を熱し、水切りしたしじみを投入。中火くらいで火を通す。
注意点としてはここで意図的に水を入れないこと。水切りが足りなくて少し入るくらいならともかく、水を入れるとせっかくのいいダシが薄まってしまう

全体の口が開き切ってから料理酒コショウしょうゆ少々を加え味見しつつ味を調え、最後にバターをひとかけ溶かし込んで完成。


えーと……最後にダシのきいた調味液が残るはずなんだけど、飲み切っちゃうほどうまかったです(笑)
健康には悪いよなぁと思いつつ。

2013年9月8日日曜日

【映画感想】スタートレック イントゥ・ザ・ダークネス

まず最初にお断りしておきたいことが一つ。
自分は熱狂的なトレッキー(スタートレックシリーズのファン)ではありませぬ。具体的に言うと前作JJエイブラムス版がスタートレックシリーズとのファーストコンタクトです。
よって知識は薄目。ツッコミが甘いのは生暖かい目でスルーしてもらえると静かに喜びます。


前作2009年版において前艦長の負傷により臨時で艦長となったジェイムズ・カークだが、本作冒頭で惑星救助ミッション中の数々の規約違反によって降格の憂き目を見る。
直後に起こったテロ事件への対応会議中にテロの主犯ジョン・ハリソンの襲撃を受け、対応のため再びUSSエンタープライズ艦長となったカークはハリソンを追いクリンゴンの勢力圏へ。

不調を来たすエンタープライズ。見えぬジョン・ハリソンの目的。そして判明するもう一つの黒幕とは?
鍵を握るのはジョン・ハリソンの正体だ。


……と言うと「おまいは分かったのか?」と聞かれるのだろうが、ぶっちゃけ正体が判明しても「誰?」状態だった(笑) 自分の知識はその程度。
なので序盤から中盤にかけての、トレッキーならおなじみの某人物に対するミスリードもすっかり騙され続けた。
予備知識があれば深読みしつつ楽しめる作品だろうが、自分みたいな知識が薄いタイプでも邪推しつつ楽しめる。SFに抵抗がない人なら退屈しないだろう。

直感頼りに動くことが多く若さゆえ暴走しがちのカークをスポックが諌めるお馴染みのシーンもあるが、今回の見どころは静かに感情を揺り動かすスポックだろう。終盤の叫びと彼のアクションは見ものである。
そして絶望の中にあってクルーのために最善を尽くすカークは頼もしい存在だろう。おそらくこのまま成長すればよい艦長になる、はずだ。
JJエイブラムス版は平行世界の話だから艦長としての資質の育ち方もまた異なるはずなわけで。
次があるかどうかは分からないが、クリス・パイン仕様のカークがどう成長していくかは見てみたいと思う。


前作のスタートレックを見て以降ジェイムズ・カーク役のクリス・パインはお気に入りの俳優の一人である。おかげで『アンストッパブル』も『ブラック&ホワイト』も見に行く羽目になった。
愛嬌のある笑顔のためコメディ側に振った役も多いが、アンストッパブル序盤ののウィル・コルソンのように苦悩する役もやらせてみたいところである。
次はジャック・ライアンを演じるとか。ちょっと楽しみである。


映画の感想だかクリス・パインに対する感想だかよくわからなくなったな(笑)



2013年9月6日金曜日

【閲覧注意】先日の病院の進捗

ちょいと病院周りの痛い系+あまりきれいじゃない系のお話なので、苦手な方はスルー推奨。



2013年9月3日火曜日

日本の制御技術のイカれ具合に関して

先日固体燃料ロケット『イプシロン』の打ち上げに失敗したというニュースが世間をにぎわした。

システム設計の大胆な方向転換とコンピュータによる自律点検機能を採用し開発及び打ち上げ費用の削減を目指したイプシロンロケットは、搭載コンピュータと制御コンピュータの同調ずれによる姿勢の異常を感知したため打ち上げ19秒前に中断を決定した。

そのずれ、わずか0.07秒。

人間ではまず感知できないずれではあるが、ロケットの速度や到達距離を考えれば誤差は目を覆いたくなるほどのものだろう。打ち上げを強行すればスペースデブリを増やすか地上で塵芥と化した可能性が高いと思われる。
宇宙ロケットの制御というものはそういう繊細な制御なのだ。

それを踏まえると、数限りないトラブル下にありながら微細な誤差で地球へ戻ってきたはやぶさプロジェクトはすさまじいと思うわけだ。



だが、日本の宇宙開発においてはより変態な技術で打ち上げられたロケットというものも存在する。調べた範囲はWikipediaレベルなれど仰天した。

某政党が軍事技術への転用を恐れたことから誘導システムの組み込みを禁止したことで、燃焼制御のみで人工衛星を軌道に投入するという無理難題に答えるため、推進ベクトルの変更を「安定のための自転を一旦停止」+「重力による垂直方向の減速」+「水平方向へのロケット点火」+「再自転」という面倒くさい手順を踏む「無誘導重力ターン方式」制御をひねり出すに至る。

この方式で打ち上げられたのが日本初の人工衛星『おおすみ』である。概要はWikipediaのおおすみL-4Sロケットを参考にしていただきたい。

L-4Sロケットは弾道ミサイル開発の延長線上に立つことのない民生技術として研究され、おおすみは非軍事目的の人工衛星として開発された。
結果として日本は世界で4番目の人工衛星打ち上げ国となった。


ちなみにこれだけの奇手奇策を弄した打ち上げ方法は、その後ほとんど行われていない。
だって誘導システム取り上げてもロケット打ち上げられる職人集団だって証明したんだもん、誘導システム与えたら失敗減らしてもっと予算削減できるさ!(笑)


こういう下地があってこそ日本のロケットは空を目指す。
世界で数少ない、宇宙の平和利用を行う国として。