というわけで前々回・前回の続きである。
ゼロ日。入院当日。予定通り朝から自走で病院へ。
前回書き忘れていたのだが、この病院は泌尿器科で、個人病院ながら入院患者の受け入れもしてくれるところである。だからこそ最初の内科で紹介してくれたのだと思う。
「家族からも入院を勧められまして」と切り出したら先生はちょっと驚いた顔をしていた。
自分だって入院するとは考えていなかったのだから驚かれるのはやむを得まい。
でまあ、入院となるとまた手続きやら入院向けの診察やらが必要になるわけだ。家族の同意を得るために必要な書類の記入と入院のための道具を取りに家へ戻る。
さすがに自分の車を病院に置いておくわけにもいかないし、病院側にもいい顔はされまい。朝のうちから病院に再訪の際は身内に運転手をお願いしておいたのはよかったと思う。
とにかく入院は初体験である。書類に書かれていた入院に必要なものを一揃い持って行こうとした結果、旅行に使っていた我が家最大のソフトバッグを肩掛けしたほかに風呂道具を手持ちするというフルアーマーっぷりを披露することと相成った。
荷物のかなりの割合を占めていたのが、病院では出番のなかった洗面器とタオルケットというのは今考えても笑える話である。あとでこの辺の要不要リストを書き出してみたい。
入院前の説明でようやく病名がこちらに公開された。急性前立腺炎、というやつである。
初期は発熱やだるさなどの風邪に似た症状が出るので思い違いをしやすいらしい。他に自覚した症状はトイレの回数。夜中3回も起きるとかおかしかったわけで。
退院時に判明するのだが、この時点の血液検査で出てた炎症反応が正常値の十倍だったとか。白血球も相当な量だったらしく、どこかで炎症を起こしていたのははっきりしていたと。問題は部位の特定のみだ。
その炎症反応の数値からすると中度レベルの症状だったらしい。
悪化すると敗血症を引き起こして命に係わるなだけに、そこで発見できたのもラッキーなのかなと。
忘れ物やら何やらで数度往復しつつも昼前にはどうにか入院の運びとなる。
案内されたのは二人部屋ながら、同室の患者がいなかったため一人部屋と同じように過ごせたので、よくしゃべるコミュ障としては気楽であり助かった。
治療方針は抗生剤の投与と点滴、そしてひたすらの安静だ。
しかし治療開始の前に昼食がっ(笑)
食事の基本は一汁三采と茶碗一杯分の白米だ。パンやそばが出たこともあるがどちらも一度で、朝食では一品少ないとかそのレベルの変化だったが、手を変え品を変え飽きないような工夫がされていたと思う。温かいものは温かかったし、味は中々だったように記憶している。
ただ初見では少ないと感じてしまったわけだが、食べると意外に満足できた。普段どんな量をどう食べてるのやら。
好き嫌いは多いほうなのだが、なるべく残さずにいただくことにした。
しかし病室も少なく、入院患者はもっと少なかったこの入院生活を考えると、調理はどうしていたのか気になるところ。あの人数なら簡易台所でもどうにかなるレベルなのか。それともどこかに小規模入院施設向けのセントラルキッチン的なところがあるのか。
午後に入って治療スタート。
一本で終わってすぐ帰宅する点滴なら肘から入れるのだろうが、数日続く点滴治療のために、手首から少し肘よりのあたりに専用のラインを確保してもらうことになった。
「ちょっと、血管見えないねぇ。針刺し辛いわー。どこなのー?」
「すみませんホントすみません、今までどこの病院でも言われてきましたんです。すみません」
献血でもさんざん言われてたしな。プロをもひるませるわが血管、恐れ入ったか(違)
で、当分の間一日三本の点滴を行うらしい。記憶にある中で入院前日までに受けた点滴は三本なので、ごくさっくりと記録更新。
で、点滴打ちつつ袋を替えてもらいつつ、やることといえば安静、つまり横たわるか寝ているかだ。寝るのはいいがちょこちょこ看護師さんが来るのでじっくりと寝てもいられず、ものの数十分で飽きてしまった。
情報源としてのスマホは使い方の問題で帯域制限がかかってしまっていた。やむを得ず1GB分のパケットを購入。
巡回サイトの更新情報はFeedlyで押さえている。日常はTwitterを監視しつつFeedlyの更新情報を眺め、隙間時間で艦これに耽溺する生活が始まった。
おい普段と何も変わらねぇぞ!
P C が ス マ ホ に 全 面 置 き 換 わ っ た だ け だ ! ! (笑)
安静が聞いてあきれるなぁー……。
この日はだるさもあってトイレ以外にはろくに起き上がることもなくひたすらスマホを触り続け、購入したテレビカードでニュースなどを眺めつつ、ベッドの住人となっていた。
夕食は17時。食事が終わった頃合に先生が巡回に来た後、看護師さんに針を残したまま点滴を外してもらう。何をするにも点滴キャスターつきだったし、身軽になった。
消灯は21時。その前に洗面所で歯磨きを済ませ、コンタクトレンズを外しておく。布団にもぐっておやすみなさい。
……いや、こんな早く眠れませんから。
個室である利点を生かして22時くらいまで艦これ。遠征を出してとりあえず枕元の電気を消灯。
しばらくうだうだしてからやっと眠気に襲われる。
午後だけでこれだけ退屈だったのだから、一日この生活ってどれだけ退屈を満喫する羽目になるのやら。
つづく。
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