2016年11月3日木曜日

だらだら入院記・そのよん

では前々々回前々回前回の続きを。

入院は一週間から経過次第でも長くて十日を予定している、らしい。
仕事を始めてからこんなに休んだことがないことに気付く。最長でも旅行で休んだ四日くらい。
近年では風邪をひいての療養でも職場の休憩室で横になってることがほとんどで、予定なく休むとすれば正月くらいという仕事馬鹿っぷりを発揮していた。

だからこそ入院して休めという話だったのかなと、今にして思う。

というわけだが、これだけ強制で休まされるというのがひどく落ち着かない。
その上で本当に休み方を忘れている。休みがなくて何もできないなんてどころではなく、休日にこなすべきことを仕事の合間にこなすことに慣れてしまっていて、休んで何をすべきかかなり本気で思い当たらない現状に落ち込んでしまった。

職場ににも自室にもテレビがないのでどんな番組がやっているのか全く把握していない。
スマホを叩くにも限度がある。
個人病院なのであちこち見て歩く場所もない。安静にしなきゃいけないので外出も不可。

そしてここに、読書が趣味のくせに本を一冊も持ってこなかった馬鹿がいる。

……笑えばいいと思うよ? てか笑えよ。


入院2日目。

一日は朝6時の検診から始まる。
看護師さんが体温・血圧・脈拍をはかり、トイレの回数を申告。コンタクトレンズを装着するついでに体重を計測して申告、部屋で艦これの遠征処理を終えてHPの定期巡回をやっていると朝食だ。

食事後にトレイをナースセンター前に返却しながら歯磨き。部屋へ帰ってスマホを叩けば医師の巡回検診と血液検査、そして抗生剤の投与をしてから点滴と点滴スタンドによる拘束のお時間になる。

特に目立った治療もしないので検診は調子の話で終始する。最初来院したときに「胃がむかっとするかも知れません」と言われた抗生剤も、慣れたのかモノが替わったのか胃の丈夫さが利いたのか、初日にして何事もなく終わるようになっていた。

そうなってくると食事制限なしが重くのしかかってくる。

減るんだ。腹が。何も動いてなくても。

「あの、差し入れとか食べても大丈夫ですか?」
「食事制限ないですし大丈夫ですよー」
静かにガッツポーズをした瞬間である(笑)

もちろん基本的に寝ている人間だから大げさに空腹を覚えることもないし、小腹を埋めるようにクッキーを一枚かじるくらいで留めておくようにした。
せっかくの栄養計算済みの食事だもの、わざわざ過剰なカロリーを突っ込むこともあるまい。節制は大事。


スマホに飽きてきたので談話室の本に手を出した。
私以外の人たちも大部屋を個室状態で使ってるため、テレビルームと化している談話室には誰もいない頃合を見計らって向かう。
そして乱読気味の自分の性格が幸いして、読む本にはそう困らなかった。グルメ漫画がメイン在庫だったのは空腹的に辛かったが。
しかも後半には速読のため読みつくしてしまったので、待合室の本まで読み出すに到る。

そのうちに昼飯となり、午後2時の検診と午後5時の夕食、医師の巡回から点滴離脱と消灯までの流れは初日と変わらず。

なんだかんだと午後10時まで艦これの遠征処理をしてから眠りに入る。


しかし、二日目にして時間をもてあます事態になるとは思わなかった。
翌日以降は暇との戦いに明け暮れることとなる。

つづく

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