2014年9月1日月曜日

地図の嘘

当たり前のことだが、地図に間違いがあってはならない。しかし地図を作るのは人間だ。人間のやることはピンからキリまで完璧ではなく、やはり地図にも間違いはあるのだ。もちろんすぐに修正されるが。

しかしこの間違い、時折故意に作られることがある。
不届きな地図業者が他社のデータをコピーして販売するようなことも珍しくなく、そのコピー元を突き止めるためにオリジナル製作者が間違いを差し込むことがあるのだそうだ。
ソースを失念したが、その故意の間違いのため名前を変更した通りだか交差点だか街区だかがあるという話も。


私も間違いほどではないが嘘に出会ったことがある。

小高い丘の頂上に建つお寺までの散歩コースは、林の中を通る短めの未舗装の一本道だ。登りはややきつく足元も砂利やなんかで歩き辛いが、お寺につくとなかなかの展望と心地よい風があるので気に入っている。

そう、一本道のはずだった。
スマホの散歩アプリで詳細な地図を見るまでは。

地図上では脇道がその一本道から出ている。
お寺まで到達せずぐるりと反対側へ回り込み、そのまま裏にある幹線道路まで抜けられるような道があることになっているのだ。
しかしそんな側道なんか見た記憶がない。
普通に歩いてたって脇道に逸れたくなるんだから、おもしろそうな側道があったら気付いて通るはずだ。

次に訪れた時には散歩アプリで地図を確認しながら行ってみたが、該当する場所に分かれ道はない。ない。ない。

地図に嘘をつかれたのか、と改めて周囲を見渡す。
わずか、ほんのわずかだが、路肩が広がっているように感じた箇所があった。
首を伸ばしてそちらを見れば、その先に「不自然かもな」くらいの感じでへこんだ藪がある。

……これが、道路?
自然に戻りかけてんじゃねぇか!!

無理。
いくら回り道が好きでもプラス藪漕ぎとか冗談じゃない。そういうのは山歩きの人に任せるわ。


ちなみに幹線道路側の入口も後日見に行ったのだが、縁石がないためもう少しわかりやすくなっていた。
あくまでわかりやすいだけだ。
なくなった縁石の向こうの林に、同程度の幅の藪が人の侵入を望まぬように密集している。

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