2014年2月26日水曜日

【映画感想】エージェント・ライアン

今年は月二本ペースで映画を見てる。これでも何本か諦めてるつもりでいるものの、この通いようは何かストレスでも溜まってるんだろうか(笑)
最近は映画館に足を運ぶほどのファンが減っている様子だが、私としてはあの自宅じゃはばかられる大画面+大音響がやめられない。自宅であの環境を再現するとしても、その設備投資分で映画館に何度通えるか、だ。

そんなわけで時間を作って見に行ってきたのが『エージェント・ライアン』。
このところの自分的おすすめ俳優クリス・パインの主演のスパイもので、原題の『Jack Ryan : Shadow Recruit』が示す通り、学生だったジャック・ライアンがいかにしてCIAエージェントとなるかまでを描いている。

クリス・パインが演じるのはあのジャック・ライアン。
これまでアレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレックというそうそうたる面子に加わることになったわけだ。
そして、近年深刻なネタ不足に悩むハリウッドで大流行中の、いわゆるリブートものに分類される作品である。
ただしこれまでをなかったことにせず前日譚扱いをする点として、イメージとしては007の『カジノ・ロワイヤル』に近いか。ジャック・ライアンシリーズとして考えるならベン・アフレック版とぶつかるらしいけど。

……うん、すまない。例によってリブート前のは見てないんだ。自分的にこの辺の流れはスタートレックを思い出す!(笑)
レッドオクトーバーは地上波で見てるはずなんだけど、いまいちジャック・ライアンという認識が足りなくて記憶に残ってない。すまぬ。

大学をドロップアウトしてまで所属した海兵隊から傷病退役し、銀行員兼情報分析官として活躍していたはずのジャック・ライアンは、何の因果か出張先でエージェントとしてデビューする羽目になる。
全世界を巻き込む金融テロの方法とは? それに新人エージェント、ジャック・ライアンはどう立ち向かう?

この映画、新人エージェントでありながら凄腕の情報分析官という二面性を持つジャック・ライアンを見事に演出している。
情報分析では切れ味鋭い意見で事件の核心に迫るのに、いざエージェントとして行動させられれば頼りないことこの上ない(笑) しかも未熟を自覚してるのか、事件に巻き込まれたときのイラツキと落ち着かなさを見事に演じ分けるあたりさすがだと思う。

それをサポートするケビン・コスナー演じる上司ウィリアム・ハーパーを含めたサポートメンバーはあくまでプロフェッショナル、かつ入れ替え可能なようにその他大勢といった描写をされている。
今回スポットを当てるべきなのはジャック・ライアンなのはわかっているのだが、おかげでチーム戦という印象が薄い。敵側がチームなだけにちと弱さを感じたり。

敵対するヴィクトル・チェレヴィンには監督兼任でケネス・ブラナーが演じる。
これがまた怖い。得体が知れないのではなく、逆側から見た正義を信念に行動する不気味さがある。
彼は生涯と家族をかけてこのテロを断行したのだ。それはジャック・ライアン(≒アメリカ)から見れば狂気の沙汰でも、それを断じる我々の正気は誰が保証してくれる?


この映画、アクションは少な目だ。それは情報分析官が最前線に立たされるという状況ゆえ仕方ないところもある。ただしそこへ至るロジック等見るべきところは多い。プロ同士の情報戦が見たいならおすすめしたい。
あと、クリス・パインがうろたえるシーンが見たいひとにもすすめておこう(笑) 何しろ自信や所在なくうろたえるクリス・パインときたら『アンストッパブル』以来なのだから。

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