2016年1月10日日曜日

【映画感想】スターウォーズ・フォースの覚醒

実のところスターウォーズは昨年中に見に行く予定だった。

予定でしかなかった。

公開前日にひどいのどの痛みを覚え、治る間もなく年末進行に巻き込まれ、年明け前後には座るのが困難な尻肉の痛みに悩まされた挙句この体たらくである。



惑星ジャクーの集落で伝説のジェダイ『スカイウォーカー』へ至る地図をようやく手に入れた反乱軍のエースパイロットであるポー・ダメロンは、帝国軍ファースト・オーダーの前線司令官カイロ・レンに見つかってしまい、地図そのものこそドロイドBB-8に持たせて逃がしたもののポー自身は囚われてしまう。

BB-8はジャクーをさまよい、現地の廃品回収者レイにすんでのところで助けられる。

集落の襲撃現場で発砲をためらったストームトルーパーFN-2157に目を付けたポーは彼を巻き込んでスターデストロイヤーから脱出をもくろむ。

不思議な縁で結びついた彼らは、レジスタンスとしてファースト・オーダーに立ち向かうこととなる。

レジスタンスの本拠地を狙うファースト・オーダーの攻撃を、彼らは止められるか。


ジョージ・ルーカスが手綱を取らないスターウォーズと聞いて少しばかり疑念を抱いていたが、そんなものは予告映像を見て吹っ飛んだ。そのままの衝撃を抱えて劇場へ行けばいい。予想以上にこってこてのスターウォーズだし、見たかったものはげっぷが出るほど入ってるから安心するように。

冒頭からファースト・オーダーの物量に押される反乱軍を描写し、追い詰められていく様子もきっちり描き、反撃のカタルシスも組み込んでくれた。

スターウォーズらしいガジェットの組み込み方も見事。例の宇宙最速のオンボロの登場シーンは腹を抱えて笑いたかった。選択肢が消えたからって「オンボロにしましょう」って(笑)

そしてエピソード6からの三十年という年数も自然にストーリーに組み込まれる。懐かしい顔ぶれも出てくるし。


そして新登場のドロイドBB-8が想像以上の萌えキャラだったことにびっくりした。なにあの忠犬っぷり。


見終わって満足度が高かったのは事実だが、懸念がないわけでもない。

見たかったものは確かに山となって詰め込まれているが、言い換えれば過去の遺産をうまく使ったということでもある。
三部作と銘打ってる以上エピソード8以降はこれ以上のものを見せねばならない。それは映画マニアでも飛び切りファナティックに属するスターウォーズマニアを納得させるものである必要があるのだ。地味に不安でもある。


そして、もう一つの懸念が監督のJJエイブラムスだろう。
スターウォーズにスタートレックにミッションインポッシブルと狂信的なマニアが多いシリーズにやたらと関わっていて、いくつか作品も見てはいるのだが、シナリオのたたみ方にほんのり疑念を感じることがあるのだ。
本人がおそらく映画好きで、それが高じてファンが見たいものを察する能力が高い。自分が見たい≒ファンが見たいだろう江ビジュアルを詰め込むのはうまいのに、広げた風呂敷を小さくたたみ過ぎるような感じがあるというか、ラストバトルがこじんまりと終わるというか、そんな印象があるのだ。

どう作ったってマニアがどこからか文句をつけるシリーズを引き受けた監督を避難するつもりはない。
三部作の第一作であるがゆえに風呂敷を広げっぱなしでいいからうまくいった、なんてことがないと願いたいだけなのだ。


個人的には長く待った甲斐はある作品だったと思う。
どう続けどう締めくくるかを気長に待ちたい。


何を言いたいかと言うと、旧作品が心に引っかかってるなら見ておいて損はないぞと。


そしてほんのり苦言。映画にではなく、その外野に。


レイア姫のビジュアルに文句をつける人に限って自分の面相をさらしてないのはいかがかと思うのは私だけか。自分のツラはどうなのよ。

私はレイア姫のビジュアル、ありだと思うけどなぁ。

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