これは、スラムの小悪党ウェイド・ウィルソンが、望まず押し付けられたスーパーパワーで、ヴァネッサのためだけのヒーローになる話。
今回のあらすじは単純にしておく。
だって、そうとしか言えないもん(笑)
一番の魅力は止まらぬ軽口。しかし話すのはサイテーなことばかりで、よくまあ興行指定がR15+で済んだものだと思うことしきり。きっと本気でヤバいところはぼかしてるんだろうな、アレでも。
デッドプールの能力はどこぞのSkint!なお方と同じ、というか彼から抽出された『治癒能力の加速』ヒーリングファクターを移植されたものだが、全身を蝕んだ癌がヒーリングファクターで暴走した結果表皮にまで浸出しただれたような見た目となってしまう。
その素顔を指して、よりにもよって「アヴォカドと腐ったアヴォカドがxxxxしたみたいだ」なんぞと表現され、そこに同意するような感性である。そしてこのセリフはそこそこマシなほうを選んでたりするあたり業が深い。
その癌細胞の暴走で、他のキャラには見えないものがデッドプールには見える。それが私たちであり自分を撮影してるカメラだったりする、『第四の壁』を認識し破壊するキャラだ。ちょこちょこそんなシーンも出てくるので気にしてみるといい。劇中のBGMにノるとことかかなり好き。
そしてまあ出る人物出る人物ろくなのがいない。唯一といっていい真面目人物が。劇中で「学級委員長」と揶揄されるXメンのコロッサス。自分がコロッサスなら胃が痛くなること確定な環境だ。コロッサスに痛む胃があるかどうかは疑問だが。
下ネタ満載で送る会話のドツキ漫才レベルで行ったら、知る範囲ならリュック・ベッソンのタクシー以上。もう最高に最低だ。大好物。
そして何より内容はともかく、日本に持ち込むときに真面目に作り込んである。サイテーなセリフのかなり忠実な翻訳から、変にタレントを使わない吹き替えに加えエンディングテーマも現地のものそのままで日本ローカライズされてない。今流行の(男性集団)だの(女性集団)だの(妙なアーティスト気取りなポップスグループ)なんぞにエンディングテーマを乗っ取られてない、至極真面目な作りだ。
かなり吹き替えのセンスが(いい意味で)サイテーだと聞いていたので、字幕にこだわるか吹き替えにするか最後まで悩んだのだ。時間の都合で吹き替えにしたのだが後悔はない。プロの演技が聞けるという点ではパシフィック・リムに通じる。
この映画、見に行けるなら見に行っておくべきだ。日本で失敗させるわけにはいかないだろう。
失敗したらおそらく続編は「吹き替えと番宣はタレントに」「エンディングテーマは日本ローカライズであの(特に名を秘す)に!」なんて汚し方をされるのは目に見えているからだ。
(20160614追記)
みんな大好きスタン・リーは今回もちゃんと出てるよ!(笑)
見に行くのなら、他の映画への言及がすごいので、少々でかまわないのでアクション映画の知識を仕入れておくと楽しめることうけあい。こき下ろしはきついけどな。
「おい、グリーンのコスチュームは止めてくれよ」ってお前wwwww
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