時を同じくしてエクストリームスポーツによる強盗犯罪が立て続けに起こる。しかも盗んだ金品を自らのものとしなかったため、動機なども全く不明だった。
ユタだけがその動機と目的を見抜いていた。エクストリームスポーツの提唱者であり自然活動家のオノ・オザキが残した試練『オザキ8』への挑戦だ。
ユタは臨時ながらもFBI捜査官へと抜擢され、潜入捜査のため次の試練と目されるフランスの洋上へ向かう。
ユタと競り合うように大波に挑んだのはボーディという男。エクストリームスポーツのカリスマ。
ボーディが犯人の一味だという確証を得て、ユタは彼らと親交を深めていく。
ボーディたちは『オザキ8』の果てに何をつかもうとしているのか。
新米捜査官ユタは彼らとともに何を見て何をするのか。
豊かな自然をバックにエクストリームスポーツ。それを参加者目線で映画館の大画面で視聴する。好みが合うなら冒頭のバイクトレイルシーンから浪漫回路を始動させられるに違いない。
ただしエクストリームは重力系が中心のためかなりのアクション部分を『落ち物』が占める。高所恐怖症の人は近づかないほうがいいかもしれない。
そこを飲み込めるなら見る価値は高いと思う。とにかくやることなすことエクストリーム過ぎて困るくらいだ。
シナリオは、と言われると少し悩む。エクストリームスポーツの見せ方にこだわるあまり、筋立てはちと簡単だったかも。ただしシナリオの単調さなどアクションがすべて吹っ飛ばす。
主人公二人は対照的だ。
どんな難局も吹っ飛ばして来た勢いを規律で固めようとしたユタに対して、目的が目的だけにボーディはどちらかと言えば求道者としての面が強い。失礼かと思うがボーディの方が知的に見えるのだ。
と思ったらボーディ役のエドガー・ラミレスは数か国語を操り外交官を目指したこともある才人だとか。さもありなん。
大迫力のエクストリームを大画面で体感できるという点において、Xミッションは他に並ぶものがない。見ておいて損はないと思う。スカッとできるかはさておくが。
若干のネタバレを含むので折りたたみ。
ラストシーン。生死すら定かにできない状況で別れた二人が再開するのは、どうしてもそこでなければならない場所だ。ゆえにその後も想像ができる。
全体を見ればアクションそのものはスカッとする出来なのに、最後の別れはビター。それでもボーディの思想を顧みればそう収まるしかないのだ。
そしてユタとボーディの間にあったのは友情ではなく信頼だったのではないかと考えている。
だからこそ再会できた。違うかな。
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